”日本とドイツの動物愛護事情”





ドイツ人だけでなく、
すべての人間が忘れてはならない負の遺産(世界遺産)アウシュビッツ。
人間が人間に対して行った現実だったという重み。
これを日本の行政は全く疑いもなく
命のある動物に行っています。ガス室でもがき苦しみながら処分されていく動物。
それが平然と”動物愛護センター”で行われています。
技術立国、世界第2位の経済大国を維持している日本。
にも拘らず、上記の事が平然と行われています。
”ここは日本だから”とお叱りもあると思います。
でも、日本人は欧米の良い所を模倣して、それ以上の”物”を作り出してきました。
国民性、宗教、風土の違いはありますが、
戦後、日本と同じ様な焼け跡から、ドイツは目覚ましく復興し、現在に至ります。
国民の、行政の、自治体の、愛護センターの問題意識さえあれば、
必ずこの国も変われると思います。
動物愛護、環境が考えられて、初めて日本は先進国と言えるのではないでしょうか?
北大の獣医学部を卒業して、そのままドイツに渡り、
約20年、現在フランクフルト近くの、スタッフを12人程抱えた
大きな動物病院で副院長をしているクレス先生のメールで私は初めて
日本とドイツの動物愛護事情を知りました。
以下は彼女のメールです。



ドイツでは捨てられた犬猫は絶対に殺しません。殺処分0の国です。健康な動物はいかなることがあっても殺してはいけないという法律があるからです。ですからここには殺処分場は1つもありません。その代わりに里親探しのためのTierheimティア-ハイム(アニマルハイム)と呼ばれる、いわゆるシェルターのようなものが、ドイツの中だけでも500以上存在しています。ある程度の住民数を持つ市町村はこのTierheimを設立することが義務ずけられているからです。何らかの事情でどうしても動物が飼えなくなった人はこのTierheimに連れて行きます。路上で保護された動物も速やかにここに収容されます。ですからドイツには厳しい環境で外で生きていかなくてはならない野良犬、野良猫というものが存在しません。
保護された動物たちの生活の場であるTierheimには、犬猫に限らず、馬や鳥、ウサギ、など沢山の種類の動物がいます。私の病院の近くのTierheimでは、倒産してどこかに行ってしまったサ-カスが、狭い檻に入れたまま置いていってしまった2匹のトラをフランスから受けいれ飼っています。こうしてTierheimに保護され、暮らしている動物たちに滞在の期限はありません。
里親が見つからなかった動物は生涯このTierheimで暮らします。
下の写真はヨーロッパ最大の規模をもつベルリンのTierheimです。ここの動物たちはただえさを与えられているだけではなく、犬達には充分な運動もできる広々としたドッグラン、猫たちにさえ木のぼりのできる木々やかくれんぼのできる茂みなどのある屋外キャットランもあります。犬たちはさらにお散歩ボランティアさんたちによって、毎日森へ散歩に連れて行ってもらえます。他の小さなTierheimでも設備は驚くほど整っています。
ここまでで皆さんはきっと1つ大きな疑問を抱かれたのでは?
本当に理想的だけれど、ではすべての動物を受け入れ生涯保護をしているうちにTierheimはパンク状態になってしまうのでは?という疑問です。
そういうことが起こるのを防ぐために、このドイツ中のTierheimはすべてデ-タ-バンクに登録されていて、現在収容中の動物の種類、数がいつでもわかるようになっています。
ですから1つのTierheimで動物の収容が難しくなると、その時点で収容キャパシティのあるTierheim を探し連絡を取って、そちらで受け入れてもらうようにします。
Tierheimの数が500以上あるので、そういうことも可能なわけです。
また、ドイツでは動物を飼いたい場合はまずTierheimにゆく、というのが普通ですから、引き取られていく動物の数も非常に多いのです。



その他、ドイツでは海外のまだ動物愛護が進んでいない国でも保護活動をおこなっています。
たとえば、スペインでの犬殺処分場から犬達を引き取って里親に出すこともしています。スペインの殺処分場では犬は28日を与えられるが、その間餌や水が充分もらえずしかも糞尿の掃除もなく、死んでいくケースもあり、ドイツ人が見るに見かねて、苦労して飛行機で運んでいます。愛護団体は、旅行でスペインに行く人に呼びかけ、飛行機で犬を同乗させてくれる人を探します。ドイツの飛行場に愛護団体の人が待っていてその動物をTierheimに連れて行きます。ウクライナでは路上の犬猫が多く、殺処分も多いため、大きな敷地を買って、避妊手術の施設と、Tierheimを建てました。ルーマニアでは、市長がいつものように殺処分するつもりでいた犬猫を、お金を寄付することで、助ける契約書を交わすことに成功し、そして犬猫3000匹を収容したSMEURAというTierheimを建てました。
ドイツの愛護団体は、3年間の間に、ルーマニアで12000匹の路上の犬猫を避妊手術し、またリリースしました。その後の数の減り方の効果はてきめんだったそうです。
そして、ルーマニアには1つも動物に関する法律がなかったのですが、ようやく2007年の12月に、路上の犬猫を捕まえて殺したりしてはいけない、という法律が出来ました。
その法律を作るのにはずいぶん反対に合い、最後はドイツだけではなく、オーストリア、スイス、イタリア、イギリスの愛護団体の協力の元に、やっと議決されたそうです
ドイツ人は日本の動物愛護の現状については何も知りません。
ドイツと同等の経済大国とされている日本が、自分たちが助けているいわゆる動物愛護後進国と同じか、もしくはもっと遅れているなどとは夢にも思っていないと思います。
日本がドイツと同じような動物愛護国になるには、まだまだ時間がかかるかもしれませんが、少しずつ少しずつ前に進んでいくことだと思います。

”貴女はこの問題に関してどう思うの?””何故そう考えるの?”
海外に住むと必ず聞かれるこの質問。
せめて、せめて、処分場の動物の命を奪うのならば、安らかに眠りながら
死なせてあげる、”安楽死”はできないのでしょうか?
それが最低限、私達が動物にしてあげられる、人間としての責任ではないでしょうか?
ドイツでは捨てられた犬猫は絶対に殺しません。
何故ドイツにできて、日本ではできないのでしょう。
ドイツが過去の負の遺産を自国民に教育現場できっちりと向き合わさせているの
に対し、日本は隠す事に必死です。愛国心が育たないから、と言いますが、自国が犯した過ちを隠蔽するような国だから愛が湧かないのではと思います。
学生時代に森村誠一の「悪魔の飽食」という本を読み、私たちの国が他国に何を
したのかを知りました。
その史実よりも、何故きちんと伝えないのか。
ドイツはシェパードを軍事に扱った為、現在では手厚く守られていると聞いた事
があります。イギリスは日本へ犬を売らなくなりました、日本での犬の扱いがあまりに酷い
らです。友達のメールより抜粋
”何故”を問いかけてもいいのではないでしょうか?
”未曾有の経済危機”それでもこの国は豊かです。
今私が出来る事は、”末端で誰の援助も受けずに、
必死で野良猫救済をしている方達の気持ち”を
”自民党動物愛護管理推進議員連盟”
に文章で訴え続ける事ぐらいですが••
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